今日は天気がとても良かったので、近くの加瀬沼を散歩してきました。水辺を歩いていると、日差しを浴びて甲羅干しをしているカメたちがたくさん目に入ります。大きなカメ、小さなカメ、そして親子のように寄り添って並んでいる姿もあって、なんだかほほえましい光景でした。

ところが、よく見ると彼らの“耳”のあたりが赤いことに気付きました。 そう、これは日本の在来種ではなく、特定外来生物のアカミミガメ(ミシシッピアカミミガメ)です。
加瀬沼でもすっかり定着してしまったようで、在来種のイシガメは生存競争に負け、姿を見かけることがほとんどなくなってしまいました。中には甲羅の大きさが30cmほどもある立派な個体もいて、外来種の強さを目の当たりにした気がします。

アカミミガメが与える影響
現在「条件付特定外来生物」に指定されているのは、アメリカザリガニとアカミミガメの2種だけ。 アカミミガメは全国各地で繁殖し、日光浴の場所やエサをめぐって在来のカメと競合します。食べるものも雑食で幅広いため、カメだけでなく周囲の生態系にも大きな影響を与えると考えられています。
かつての“ミドリガメ”が巨大化して外来種に
子どもの頃、ペットショップでよく見かけた小さな“ミドリガメ”。 あのかわいらしい姿のまま成長しないと思っていた人も多かったのかもしれません。

しかし、飼い主に捨てられたミドリガメは自然の中で成長し、やがて大きなアカミミガメとなってしまいます。こうして各地の池や川で繁殖し、今では生態系に悪影響を与える存在として扱われるようになりました。
結局のところ、問題の根本は飼い主のモラルです。 どんな生き物でも、最後まで責任をもって飼育してほしい──加瀬沼で甲羅干しをするカメたちを眺めながら、そんな思いが強く込み上げてきました。

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